暴風警報は、平均風速が20m/s(秒速20m)を超える場合に発令される警報です。学校の休校などは、暴風警報が基準となっているように、暴風は非常に危険な災害です。
目次
暴風時の被害実例
暴風時に発生する被害の実例としては以下のようなものがあります。
- 電柱の倒壊
- 街路樹倒木
- ビルの屋上看板の崩落
- 建設現場のクレーン転倒
- バス停の倒壊
- 10tトラックの横転
- 屋根が吹き飛ぶ
- ベランダの物干し竿飛来
- ビニール傘の飛来
- 高潮にさらわれる
過去のニュースを思い出した方も多いと思います。暴風警報は台風通過時に発令されやすいものですが、雨を伴わなくとも非常に危険な災害です。
暴風時に気をつけるべき危険とは?
暴風時に安全を確保するためには外出を控えること、外出中ならば無理に帰宅しないことです。
しかし、暴風警報時は屋外にいることが最大の危険行為ですので、無理に帰宅しないことが正解となります。駅構内で一夜を明かさなければならなくなることを覚悟して、水分と食料だけ確保しましょう。
暴風時にしておくべき準備一覧
暴風警報が出たらすぐにしておきたい準備は、飛びそうなものと倒れそうなものの整理。具体的には次のようにします。
- 自転車を倒しておく
- プランターなどを壁につけておく
- ベランダの物干し竿を外しておく
- 外にある傘立ては玄関内に移す
- 子供のおもちゃなどを家に入れる
- 車やバイクを壁に近づけておく
- 園芸用品は玄関内に入れる
- 玄関の置物を壁のそばに置く
- カーテンを閉める
- シャッターや雨戸を閉める
- 停電に備える
暴風時には電線が倒木などで破損する可能性があり、停電する確率が高くなります。充電できるものはすべて充電しておきましょう。特に、電気自転車のバッテリー、電気自動車は台風が近づく前に満充電にしておきます。
また、停電時も台風情報を見たり、場合によっては救助要請できるようにスマホの満充電、モバイルバッテリーの満充電もしておきます。とにかく、充電できるものはすべて充電しておきましょう。