噴火時の防災知識

噴火時の防災知識

日本は地震とともに、火山の多い国です。休眠火山の近隣住民だけでなく登山愛好家やハワイなどの火山が多い国への旅行者は噴火災害について知識をつけておきましょう。

噴火時の防災知識

噴火による災害は、火砕流(かさいりゅう)、噴煙(ふんえん)、噴石(ふんせき)、火山灰、火山ガスなどが代表例です。噴火すると数日から数年にかけて災害が発生する場合があります。

目次

噴火災害に会いやすい人とは?

噴火災害に会いやすい人は、活火山の周辺住民はもちろん、登山家やスキーヤー・スノーボーダー、もしくは活火山の多いハワイなどの海外旅行者です。

いずれかに当てはまる人は最低限の知識を持っておきましょう。

父方の実家が鹿児島県で、母親から「洗濯物を外に干すと黒くなる」と聞いたことがあります。桜島は常に小さな噴火を繰り返しており、住民は生活の一部として受け止めているものの常に危険な状態と言えます。

鹿児島県へ転勤する人など噴火の体験がない人は、地元の人達に生活の知恵を分けてもらうようにしましょう。

富士山は休火山か活火山か

また、登山家でない人でも一度は登りたいと思う日本一高い山、富士山。富士山は休火山のように思われがちですが、活火山です。観光気分で登山したとしても、活火山であることを知った上で登頂に挑戦してください。

富士山でも噴火の兆候が見られると言われ続けています。山梨県や静岡県などに在住の方も、万一のときに取るべき行動を事前に知っておいてください。

活火山は身近にあるか?

日本には、活火山が100以上あります(2022年時点の調査では111火山)。活火山が多い都道府県は次の通りです。

活火山が多い都道府県TOP3
  1. 東京都(21活火山)
  2. 北海道(18活火山)
  3. 鹿児島県(10活火山)

東京都が1位であるのは意外かもしれませんが、太平洋上の島国を含んでいるため。北海道、鹿児島は予想どおりではないでしょうか。

上位3都道府県の合計は49活火山。日本全体の約半数近くとなっています。しかし、近年実際に噴火災害は浅間山や御嶽山(おんたけさん)など長野県や岐阜県といったエリアで、決して上位の都道府県でなくとも安心はできません。

噴火した後の被害は?

噴火は地震をともなって発生することが多いのですが、桜島のように小さな噴火を繰り返す場合は大きな地震が発生しないことも少なくありません。噴火後は火砕流や噴石など直接的な被害の他に噴煙による家屋や野菜への影響など長期間にわたる被害が発生します。

噴火した後の被害は?

噴火による被害の代表例

火山噴火による被害は、石の飛来による物理的破壊と、火砕流や火山弾による火災、噴煙や降灰による天候不順や農作物の不作が代表的です。

さらに、無色透明な火山ガスは、下水道で発生する有毒ガス(硫化水素)と同じで、吸い込むと、のどや鼻の粘膜を焼けただらせる(溶かす)ような性質があり、呼吸できなくなります。

被害原因被害内容
噴石(ふんせき)・火山弾燃えた石などが、家屋や車両、人に当たる
噴煙(ふんえん)・火山灰農作物や天候に影響
火砕流(かさいりゅう)裾野に向かって溶岩などが流れる
火山ガス有毒ガス(硫化水素)が鼻腔や気管支などの粘膜を溶かす

火山灰に覆われた田畑は、数年単位で農作物が育ちにくくなります。噴火による経済的・環境的被害は長期間に渡ります。

反面、噴火エリアはきれいな地下水を持つ街が多いのも古くから知られており、街の魅力の一つでもあります。自然との共存は永遠の課題ですね。

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